アルバイトでも任意整理はできるのですか？

任意整理を行う際は、債権者に毎月の収入と支出を伝え、必ず返済ができると約束することになります。

このように、安定して返済をしていけると説明ができるのであれば、アルバイトでも任意整理は可能です。

今は返済が可能でも、完済前に支払いできなくなってしまうと任意整理ができない可能性があります。

アルバイトに限った話ではありませんが、高齢の方の場合、定年が来ると収入がなくなってしまうため任意整理を断られる可能性もあります。

もっとも、年金で返済が可能な場合や、退職金により残りを一括で返済できるなら交渉の余地はあります。

任意整理は、契約条件どおりに返済が難しい場合の救済措置という位置づけです。

そのため、このように毎月支払いが可能な場合は断られてしまうか、厳しい条件を提示される可能性があります。

任意整理は、36回払なのか60回払なのか等、返済回数の交渉を行うことが多いです。

しかし、どのような場合でも、必ず分割ができるとは限りません。

例えば、15万円の一括請求を受けているときに、2500円×60回払いを求めても、毎月最低5000円は払ってもらわないと交渉できないと言われることがあります。

債権者によっては最低返済額を決めている場合もあり、分割回数的には問題がなくても、月々の金額があまりにも少額になると交渉できないこともあります。